サブスクサービスを見直す
サブスクサービス(サブスクリプション)は使用量に関わらず定額料金を支払うサービスのことで、昨今はネットコンテンツなどを中心に個人向け少額サブスクサービスの需要が高まっています。
初月無料などで集客し、お試し期間終了後は自動的に有料会員のサブスクへ移行されるサービスもあるので、定期的にサブスクの契約状況を見直すことが大切です。
生活シーンで需要の高いサブスクサービスの一例をご覧ください。
- Amazonプライム会員(複合的なサービス)
- 動画配信サイト(Netflix、Huluなど)
- 音楽配信サービス(AppleMusic、AmazonMusicUnlimitedなど)
- パソコンツール(Adobe製品、MicrosoftOffice365など)
- スポーツジム
- サプリメントなど通販の定期購入サービス
- 新聞
- オンラインゲーム/ネットダウンロードゲーム
- インターネットプロバイダ/モバイルルーター
- 会員権(コストコ、ゴルフ会員権など)
- 塾、習い事
- 電車やバスの定期券
- 保険(掛け捨ての医療保険など)
サブスクは使い放題になるサービスのほか基本料金+追加料金の料金形態や、エステやパーソナルジムなど月会費が定額で利用できる回数が制限されているサービス、サブスク会員になると割引を受けられるサービスがあります。
広義に捉えれば、基本料金の設定がある光熱費やスマホの料金もサブスクの一種です。
ただし、月額費の変動要因が大きいものはサブスクとは呼ばない傾向があります。
たとえば携帯キャリアは通話し放題プランや通信容量固定のプランはサブスクで、使用状況によって料金が変わるプランはサブスクとは呼びません。
月額費のほか、年会費や半年毎に支払うサービスもあり、支払い周期の長いものや少額のサブスクが無駄な出費になっているケースが多いです。
お得なサブスクを有効活用
毎月の出費を減らして節約生活をするのであれば、サブスクを解約して固定費を削減することが近道です。
ただし、サブスクは利用するほど得をできる特性があり、新たなサブスクを導入した方がトータルの出費を削減できるケースがあります。
サブスクを見直す際は現在使っているサービスの継続可否だけではなく、月々の出費を節約できるサブスクサービスの導入も検討しましょう。
お得度を計算する
電車やバスの定期券であれば、多くの方が月に利用する回数から都度払いと定期券でどれだけ差が出るか計算して定期にするべきか検討しています。
しかし、動画配信サービスや音楽配信サービス、ネットツール、携帯キャリアのオプションは細かい計算をせず、なんとなく継続利用している人が多いです。
全てのサブスクで、都度払いをした場合との差額を計算するようにしましょう。
契約期間を見直す
サブスクサービスによっては月額払いや年払い、その他の支払い期間を選択でき、長期一括払いになるほど割安になります。
電車やバスの定期券が代表事例で、1ヶ月の定期より3ヶ月や6ヶ月の定期を買った方が月単価が安いです。
ただし、長期購入するほど途中で環境が変わった際のリスクが大きくなるので注意しましょう。
通勤で定期券を使う場合は、転職や転勤の予定がなければ長期購入した方がお得です。
環境の変わる可能性があれば、1ヶ月や3ヶ月など適度に短い期間で購入するのがセオリーになります。
2ヶ月以上の支払い周期になる場合は、中途解約した際の返金可否や返戻率を確認しておくことが大切です。
一切利用しない選択肢
サブスクサービスは使うほどお得になりますが、割安な理由で無理に使い続けている方や生活の必須ツールとして捉えている方が多く見られます。
生活費に余裕があって満足しているのであれば、利用頻度の高いサブスクサービスを継続利用して問題ありません。
収入が減っている場合や将来への不安で生活費を削減させたい時は、サブスクを解約してそのサービス自体を使わない選択肢を持つようにしてください。
たとえば動画配信サービスはDVDのレンタルや都度購入を繰り返すよりお得ですが、映画などの作品をDVDや動画配信サイトで見ないようにすれば費用はかかりません。
貯金ができない方は「サブスクはお得だから」などの理由で、収入に見合わない娯楽費を支出しているケースが多いです。
まとめ
サブスクサービスを見直す際は、以下のことを実践しましょう。
- サブスクの支払い毎に必要性を検討する
- 都度払いのサービスをサブスクにして生活費削減をできないか検討する
- 継続利用する際に期間や類似サービスへの切り替えで節約できないか確認する
- お得な理由で無理にサブスクを使わない(そのサービスを利用しない選択肢)
昨今はクレジットカードや口座引き落としで自動継続されるコンテンツや、前月の20日までに解約手続きしないと解約日が遅くなってしまうサービスが増えています。
請求が来てから見直すのではなく、サブスクサービスの契約状況と支払い時期を把握し、請求が確定する前に継続や切り替えを検討することが大切です。